2023/9/9-10前穂北尾根『アルプスのバリエーションルートに挑戦 』

【山行状況】
山域:北アルプス
山名:前穂高岳(3090m)
参加人数:5名

【行程】
9/9:上高地→パノラマルート→涸沢ヒュッテ
9/10:涸沢ヒュッテ→56のコル→5峰→4峰→3峰→2峰→前穂岳山頂→重太郎新道→岳沢小屋→上高地

【状況】

ガスがかかって幻想的な上高地に到着。徳澤から開通したパノラマルートを使って涸沢ヒュッテへ向かうことにする。徳澤園でコーヒーフロートを食べてエネルギーチャージ。今回は涼しくて登りやすい。直下に上高地を見ながら登って屏風のコルに到着。ここで予報通り?小雨が降ってくたため、泣く泣く屏風の耳はあきらめて涸沢ヒュッテへと進むことにする。フルーツロード?では黒豆の木・シラタマノキでビタミンを補給ながら変化のある道を楽しむと涸沢ヒュッテに到着をしました。翌日の本番に備えて56のコルの入り口までルートを確認。バリエーションルートではこの確認偵察が需要なポイントになるのです。

9/10は夜明け前に出発です。56のコルにオリオン座が光っています。”目指すはオリオン!”と急登を行きます。56のコルで夜明けをまち、きれいに朝焼けし周囲が明るくなったところで出発です。暗いときは大きく立ちはだかっていた5峰が明るくなると優しく出迎えてくれました。しっかりとした踏みあとがあり安心。4峰はルーファイを間違えると難所を行かなくてはならなく道の確認は慎重に歩いていきます。岩の弱点を探しつつ予習したルートを思い浮かべながら進みます。今回のメイン、3峰はクライミングルートです。装備をクライミング仕様に切り替えて登ります。高度感を楽しみつつ、浮石・落石に注意しながら登ります。クラックを登り有名な窓から景色を眺め、次のピッチを行くと絶景が広がっていました。しばらく、絶景を眺めながらの休憩・お天気に恵まれて360度のパノラマ。2峰まで慎重に歩き、懸垂下降。そこから本峰までは目と鼻の先、にぎわう前穂山頂に到着しました。

前穂北尾根は北アルプス初級コースとして人気のルートでしたが数年前の地震以降落石・崩壊が大きく、登る人が少なくなっているとのことです。