山名: 槍ヶ岳(3180m), 大喰岳(3101m), 中岳(3084m), 南岳(3033m) 北アルプス
企画: 山行部、参加者: 3名
当初計画
出発最初の計画では、ババ平で2泊テントだったが、事前打ち合わせで飛騨側から登ることになり1泊目は槍平でテント、2泊目は槍ヶ岳山荘泊まりに変更した。
8/21(金) 雨
行程: 本郷6:00―9:15新穂高10:00―15:15槍平小屋(1泊目) 歩行時間:5時間
新穂高の無料駐車場は9割方駐車してたが、何とか入ることが出来た。しかし、雨が降ってきた。そこで「今日も小屋泊まり」全員一致で決まり!(^^)!! 軽くなったことと、滝谷の増水も心配するほど無く、快調に歩くことが出来た。小屋に着き少しすると雨足が激しくなった。テントでなくて良かった。その夜20人の部屋に5人でゆっくりくつろぐ。
8/22(土) 雨
行程: 槍平小屋5:20―10:20槍ヶ岳山荘(2泊目) 歩行時間:5時間
今朝も雨だ! 南岳新道を登る計画だが、無理と判断、飛騨沢を登り、直接槍ヶ岳山荘に行くことにした。飛騨乗越付近にくると雨+風だったが、小屋に着き少しすると雨はやみ、時々太陽が顔を出すようになる。濡れたものを持ち乾燥室へ行くと、温かく気持ちが良くて、そこでしばらく楽しんだ。そこで「団体さんがもうすぐ来るから、今のうちに行ったほうが良い」との情報があり槍の穂先へ登る。山頂は我ら3人だけで静かだった。だが、その後は渋滞していた。まだ時間はたっぷりあるので、明日行くかもしれない「小槍」の偵察に行くことにした。「ここは違う」と引き返し、次のルートに行くとまた違うと、十分楽しみたどり着いた。Aさんいわく「もっと簡単行けた」ということだったが、今はザレた悪路だ。小槍は迫力満点の岩峰だった。その夜、明日小槍に行くかどうするかで大論争?となった。
8/23(日) 晴れ
行程: 槍ヶ岳山荘5:00―5:30大喰岳―6:20中岳6:35―7:45南岳8:00―10:40槍平小屋11:10―11:50滝谷出会―13:05白出沢出会13:15―14:45新穂高―21:00本郷
歩行時間:9.5時間
晴天となった。小槍は又の楽しみにして、大喰岳~中岳~南岳コースで下山することになった。大喰岳の中程でご来光を拝む、その後、大きなブロッケンが現れ「今年も会えたね」と挨拶し、爽やかな稜線歩きを楽しんでいる時、すれ違う人にIさんが「ポスターの人?」と声をかけると「そうです」「ではここで歌います」と、孤高の登山家加藤文太郎31歳の生涯を描いた曲をギターで奏で歌ってくれました。Aさん大感激・・・。この方はリピート山中さんといって、あちこちの山小屋でコンサートを開いているのだ。3千メートルの稜線で貸し切りコンサートとはなんという贅沢!! 2曲ともいい曲、「大満足」だ。
南岳新道は稜線のうちは歩き易いが、それ以外は長い悪路の連続で、緊張を強いられる登山道だった。
感想
ババ平でのテント泊と、1日の歩行時間12時間という強行日程から大幅な変更となった。テントが2日とも小屋泊まり。コースも計画段階で飛騨沢、南岳新道となり、さらに雨で下りに変更、だんだん楽で安全な方にシフトした。天候不順と小人数であったので、臨機応変に行動したためだ。楽しい、楽しい登山でした。