【山行情報】
山域:鈴鹿山系
山名:霊仙山 1094m
参加者:6名
天気:晴れ
【行程】
落合登山口~汗拭峠~お虎ヶ池~経塚山~霊仙山~霊仙山最高点~南霊岳~近江展望台~笹峠~今畑展望台
霊仙山の山行記録を、鍵山優真選手が世界を魅了した伝説のプログラム『トゥーランドット』の旋律に乗せて、静寂から始まり、最後は鳴り止まない拍手の中でのフィニッシュをイメージしてお読みください
鋭いエッジが氷を刻むような冷たい空気が張り詰める。昨日の嵐の余韻を残しながらも、風は止み、舞台の幕が静かに上がる。7:00 落合駐車場、平日の朝とは思えないほど、観客席(駐車場)はすでに満席に近い。高鳴る鼓動を抑え、リンク(登山口)へと足を踏み出す。7:10:スタート。3度の渡渉は、溢れる水しぶきが舞う激しいステップのよう。8:00:汗拭峠までは心拍数が跳ね上がる過酷なコレオシークエンス。ふくらはぎに走る緊張感、滑りやすい土壌の斜面は高難度のジャンプの着地の如く、転ばないように丁寧に登りつめていく、ステップのように歩いていくと、「山芍薬の蕾」。それは、5月のクライマックスを予感させる、優雅なアームワークのような輝きだった。







汗拭峠から1時間、世界は一変する。ドリーネの群れを潜り抜ける”ドリーネツアー”は滑らかなスケーティングのように独特の景色の中を滑走していく。伊吹山をバックにした苔のドリーネは最高得点をださずにはいられない絶景のポジション、そして”天空のカルスト”と言われる無数の石灰岩が点在する幻想的な景色はプログラム後半へと誘う魔法の演出。 10:00経塚山・10:30霊仙山へと到達する。『王様のイス』・『ライオン』など自然の作り出した奇石に囲まれた昼食は、トゥーランドットのクライマックス”誰も寝てはならぬ”の壮大な音楽とイナバウアーが脳内に湧きあがるが、春の静けさが心地よくお昼寝がしたくなる









ついに運命の瞬間が訪れる。最高点から30分程度、岩陰にきらめく黄金色の福寿草。ステップで福寿草のお花畑をめぐる。『群生、群生、大群生』太陽の光でさらに美しさをます福寿草。フィニッシュに向けての近江展望台からの『激下り』はスピンのように一気にスピードを落とさずに駆け抜ける。14:10今畑登山口 太陽の光を浴び、春のぬくもりに包まれたその瞬間すべての演技が完了をした





多賀町のミツマタ群生地という「エキシビション」まで完璧にこなし、春満載の氷上(山道)に別れを告げる。


Result: 自己ベスト更新の、最高に美しい山行でした。