2019/8/4~6南八ヶ岳稜線漫歩

【山行情報】
山域:南八ヶ岳
山名:硫黄岳2760m、赤岳2899m、阿弥陀岳2805m
参加者:7名

【行程】
8/4:7:00本郷~10:30やまのこ村P~赤岳鉱泉、
8/5:6:45赤岳鉱泉~9:15硫黄岳~11:30横岳~14:30赤岳頂上小屋、
8/6:赤岳頂上小屋~8:45阿弥陀岳~10/40行者小屋~13:45美濃戸山荘

【状況】
1日目:予定通り本郷を7時出発、諏訪南ICを経て美濃戸口へ。祈るように美濃戸まで車を進め「駐車可能」の案内に一同歓声!!アブの攻撃を受けながら身支度を整え「いざ!南八ヶ岳の懐」へ。足を慣らすように北沢登山道をゆっくりと歩き赤岳鉱泉に到着。

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赤岳鉱泉から望む赤岳・横岳

手続きを済ませ「中山乗越展望台」へお散歩。明日立つはずの頂きはガスに隠れて確認できなかったが期待に胸が膨らむ。宿に戻り夕食の時間までビールを片手に山談義に花が咲く。そして、赤岳鉱泉名物のステーキに舌鼓を打ち明日からの本格的な登山に早めの就寝。

2日目:快晴の空のもと硫黄岳を目指して出発。ジグザグの樹林帯を抜け「赤岩の頭」を通過し硫黄岳の山頂に立つ。

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硫黄岳への急登
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硫黄岳山頂にて

360度の大パノラマに感動するも赤岳までの道程があまりにも長く息を吞む・・・今が盛りのコマクサ達に励まされながら硫黄岳山荘にて一服。

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可憐に咲くコマクサ

「台座の頭」あたりから富士山が見え始める。鎖場を抜け横岳へ。岩場を下って杣添尾根分岐点の「三叉峰」、このあたりも色んな花が咲いていて岩場の怖さを忘れさせてくれる。お地蔵様に手を合わせ、赤岳天望荘から見上げた赤岳のなんと雄々しいこと。岩と鎖に張り付くように赤岳頂上山荘に到着。

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赤岳への登り

ザックを小屋に預け頂きに。首が痛くなるほど見上げた山頂に立っている自分が信じられない。夕食後、小屋の窓から見える景色は猫の目のように変化する。そう広くない2段ベッドの部屋は、いろんな人間模様が繰り広げられていたが、明日のスタート直後の急峻な岩場通過を想像しながらさっさと寝てしまうことにする。

3日目:見事なご来光!「合宿最終日、怪我なく美濃戸まで戻れますように」と手を合わせる。

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赤岳から望む朝焼け

小屋から見上げた山頂方向には「彩光」がかかり、背中を押されるように阿弥陀岳に向かう。まだ目覚めていない身体にハードな岩稜帯が続く。文三郎尾根の分岐化から中岳を過ぎ、取り付きにザックをデポして山頂アタック。ハシゴにしがみつきザレ場を慎重に歩き阿弥陀岳山頂!そしてメンバー全員の笑顔!

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阿弥陀岳山頂にて
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南沢登山道をくだる

慎重に来た道を戻り行者小屋へ。ゆっくりとコーヒーを味わい南沢登山道を下る。ほら貝奏者と森の精霊との不思議な出逢い美濃戸に到着。快晴のもと迎え入れてくれた山々に感謝して夏山合宿は終了した。