2023/07/04~08北海道 道東3座に挑戦『羅臼岳・斜里岳・雌阿寒岳 お花は大きく鮮やか🌺』

【山行情報】
山域:北海道道東
山名:羅臼岳:1660m、斜里岳:1547m、雌阿寒岳:1499m
参加人数:4名
目的:北海道 道東の100名山3座に登る

【行程】
7/4(火):セントレア発8時の飛行機で新千歳→レンタカーでホテル地の涯
7/5(水):羅臼岳:ホテル地の涯→岩尾別登山口→羅臼岳(ピストン)→ホテル地の涯→ロッジ風景画
7/6(木):ロッジ風景画→斜里町周辺の観光→ホテル緑清荘
7/7(金):斜里岳:ホテル緑清荘→清岳荘→旧道→斜里岳→新道→清岳荘→東邦館
7/8(土):雌阿寒岳:東邦館→雌阿寒温泉登山口→雌阿寒岳(ピストン)→野中温泉→レンタカーで→新千歳→セントレア

【概要】
7/5:晴れ時々曇り:羅臼岳山行

5時に出発。弥三吉水から極楽平、銀冷水と順調に高度を稼ぎ、コースの中で最もきつい大沢の登りとなるが、エゾコザクラやチングルマなどあたり一面のお花畑に励まされ羅臼平に到着した。
お花畑は大きくて鮮やかな花が咲き誇っていました。

羅臼平からは頂上に溶岩ドームを頂いた羅臼岳が一望でき、最後の登りにかかる。
徐々に傾斜がきつくなり、岩壁から水の滴る岩清水を過ぎると大きな岩が重なる山頂への最後の急登。目印を頼りに登りきると羅臼岳頂上に到着した。

海の方向は一面の雲海で、残念ながら見えるはずの北方四島は見えなかったが、知床連山は一望でき、満足して来た道を引き返した。
往復10時間20分、標高差1438mの厳しい山行だった。


7/6:この日は斜里岳山行の予定だったが雨・強風予報の為終日観光に変更。知床五湖、裏摩周、神ノ子池、さくらの滝を見る。さくらの滝ではサクラマスが次々と果敢に滝登りに挑戦しているところを目の当たりにして感動した。


7/7:曇り時々雨のち晴れ:斜里岳山行

5:15清岳荘を出発。暫く歩くと渡渉が始まる。ストックを使い、ピンクテープを目印に慎重に渡渉を繰り返し、下二股に到着。
ここから旧道と新道に分かれるが沢沿いの旧道を進む。
いくつかの滝を越え、所々高度感のある箇所を集中して登り、下二股から約2時間かけて上二股に着く。渡渉は30箇所以上!


その後、胸突き八丁の急なガレ場を登り、馬の背を越えて斜里岳神社の祠のある稜線をひと登りして斜里岳山頂に立った。

山頂はガスで真っ白。風も強く記念の写真を撮ると早々に下山した。下りは上二股から新道を通り、熊見峠からは雨でぬかるんで滑りやすい急登と格闘しながら、下二股経由で清岳荘に14:10到着した。
約9時間の山行となった。緊張の連続だった。


7/8:晴れ:雌阿寒岳山行

雌阿寒温泉登山口を4:45に出発。登り始めはエゾアカマツの根っこがむき出しの歩きにくい道から始まる。
途中エゾシマリスの出迎えを受けながら登り、四合目辺りのハイマツのトンネルを抜け五合目辺りからはオンエトー湖が見え始める。


更に登ると火山らしい大きな岩の転がる大斜面となり、九合目の火口壁の上まで来る。
噴火口から水蒸気をシューシューと吹き上げる音と硫黄のにおいに圧倒される。雄阿寒・阿寒湖をバックに記念写真を撮って、下山を開始した。
10時に登山口に着く。近くの野中温泉で汗を流して新千歳に向かい帰路に着いた。


【感想】
・日程に余裕があったので天候に合わせてスケジュール変更ができて良かった。
・携帯トイレは持っているだけで安心感があり、北海道の登山では必需品である。
・登山者のマナーが良く、気持ちよく歩くことができた。