2026/10/3 大日ヶ岳『一ぷく平で一服していると、声が聞こえてきました』

【山行情報】
山域:両白山地
山名:大日ヶ岳(1,709m)
参加者:13名
天気:晴

【行程】
本郷630─840ひるがの登山口855─1050一ぷく平1100─1150標高1550m付近1210─1245一ぷく平1255─1435ひるがの登山口─1725本郷

森林の中を歩くハイカーたち。大きな木々と緑の草が広がっている。

秋の一日、ぶなの巨木が続く道を登って行きます。

途中、可愛らしい栗が沢山落ちていたり、ナナカマドの実が真っ赤だったりして、なんだか秋を感じます。マムシグサは相変わらず毒々しい色だけどね。

木の根元にある標識と緑豊かな森の風景

一ぷく平で休憩していると、どこからともなく声が聞こえてきました。「君たち、何しているんだい?黙々と歩いていないで、もっと僕たちを見ておくれよ。」

幹に亀裂が入った木の画像

このぶなの縦の割れ目は「凍裂(とうれつ)」と云って、寒さによって樹木内部の水分が凍結し膨張して裂けてしまったものなんだ。下の方は雪のお布団で守られているから割れていないんだけど、すこしは冬の厳しさを感じてもらえたかな?

湿り気の多い所に生える、ぶなの林床植物たちも紹介するよ。なんとも云えない色のツルリンドウの実、瑠璃色のサワフタギ、ツルアリドオシの絨毯、ガラス玉のようなユキザサの実。色合いの豊かさを感じてくれたかい?

緑の苔の上に置かれた栗の実とそれに関連する木の実の写真

今年、この尾根では実をつけているぶなが少なくて、困っている子もいるかもしれないんだ。それとも、テカテカ茶色の栃の実の方を食べているのかな?

葉の上を這う緑の毛虫

木から降りてきたばかりの終齢幼虫(シャチホコの仲間)だよ。これから、土や落ち葉に潜って、サナギになって冬を越すんだ。でも、登山道のど真ん中だけはやめた方がいいよ~。

紅葉した葉が生い茂る木の枝のクローズアップ

オオカメノキも見てほしいな。あれ?よーく見るとバルタン星人の形をした冬芽も育っているぞ。このまま大きくなって地球を侵略されたら、どうしよう?

そのような山の声のお陰で、少しは森の息遣いを感じられるようになりました。

空を背景にした大きな木の上から見上げた写真。青空と雲が見え、葉が生い茂っている。

ふと見上げると、ぶなのこずえは既に紅葉が始まっていました。どんなになるのだろう、次もまた来たいものです。

大きな赤い葉を持っている人が森の中でポーズをとっている様子

山の声さん、ありがとう!
感謝のしるしに、最後は紅葉仮面からご挨拶だよ。

【感想】今日は必ずしも山頂を目指さない「かめさん山行」で、ゆっくり自然を楽しむことができました。一緒に行ってくれた仲間に感謝です。