2022/7/14-18裏銀座縦走 ❝奇跡の槍ヶ岳❞

【山行情報】
山域:北アルプス
山名:烏帽子岳~槍ヶ岳
参加者:3名
山行目的:夏山合宿 裏銀座縦走

【行程】
高瀬ダム~烏帽子岳~野口五郎岳~水晶岳~鷲羽岳~ワリモ岳~三俣蓮華岳~双六岳~樅沢岳~槍ヶ岳~新穂高温泉

ルート概念図

【状況】
1日目:7/14(木)☁️🌨
本郷3:45出発、7:15平湯温泉到着、そこからタクシーで七倉ダムを経由して高瀬ダムまで3時間弱、ようやく登山口に到着した。
ブナ立尾根登山口から標高差1,300ⅿの3大急登に挑戦です。

2日目:7/15(金)🌨⛅️🌨☔️
朝食前に烏帽子岳を登頂する。小雨ながら南沢岳、不動岳の眺望あもあり険しい烏帽子岳全容も確認できました。

野口五郎岳までは雪渓が多く周りは大花畑です。
また、ライチョウ3家族にも会うことができました。野口五郎岳稜線では日差しがあり裏銀座縦走路の烏帽子岳から水晶岳まではっきり確認しました。
水晶小屋到着時は降雨でしたが、夕食後は大パノラマで槍ヶ岳初顔合せをしました。

3日目:7/16(土)☁️🌤☔️
朝食前に水晶岳登頂、山頂周りは険しい岩稜帯です。
ガスがかかりご来光は望めませんでしたが眼下の雲の平が幻想的に見えていました。

お花もいっぱいです。チョウノスケソウ・ウラジロキンバイ・ミヤマオダマキ・イワヒゲ等々に癒されました。

朝食を終えて水晶小屋を出発する頃は晴れて夏の強い日差しを浴びながら、ワリモ岳、鷲羽岳を越えて三俣山荘に向かいました。
途中の稜線からは、後ろ立山連峰、薬師岳、槍ヶ岳、穂高、表銀座の山々、裏銀座の山々を眺めながら夏山に浸っていました。

三俣山荘から三俣蓮華岳間では今回始めて雪渓を歩き、周りのチングルマ、イワカガミの群生に癒されながら双六岳へ。途中から夕立雨に見舞われ山頂では記念写真のみ撮って早々に山頂を撤収し双六小屋へ。


4日目:7/17(日)☁️🌥🌨🌤☔️
合宿の核心部、5時を過ぎても雲が低く景色が無い中西鎌尾根、槍ヶ岳に向かって出発です。樅沢岳までは急登!
左俣乗越から仙丈沢乗越までの長い稜線走破、最大の難所でした。

仙丈沢乗越を越えてからは歩き易く、視界も良好となり、いきなり槍ヶ岳が目の前に現れました。青空!槍ヶ岳くっきり!奇跡です!
青空下で無事に槍ヶ岳に登頂しました。

飛騨乗越から下山開始、ざれた登山道です。道脇の花々を見ながら一気に下り、鎗平小屋に無事到着です。


5日目:7/18(月・祝)☁️🌤
朝食後下山開始、左俣谷に沿って3時間40分歩き無事新穂高温泉に到着しました。

【5日間の活動データ】
歩行時間:37:37(休憩時間含まず)
歩行距離:46.7km
累積標高:上り4383m/下り4550m


【感想】
・裏銀座の完全縦走と花を愛でる事が出来て大満足。
・天気は心配されたが行動時は5日間ほぼ良かったが、2~4日目は山小屋に着く1時間くらい前に雨に降られた。
・レインウエアーの装着動作が早くなったと共に撥水性の重要性を感じました。