【山行情報】
山域:鈴鹿山脈
山名:野登山(鶏足山)
天気:快晴
参加者:10名
鈴鹿ICを降りたところで、3台が合流、久しぶりに見る懐かしい顔ぶれ。坂本棚田の前の駐車場から山の中へ入っていく。緩い勾配だが、結構長い林道(小路)を歩いて、登山道に入ってからそんなには歩かないうちに、女性たちがミツマタ・ミツマタと言い出した。今日のお目当ての第一がそれらしい。枝が必ず三ツ叉に分かれているからミツマタ。花ではなく枝の形が木の名前になった。丸い球の形、芯が黄色の花がポッポッポッポッ・・・とたくさん咲いている。黄色が薄く白くなっている花も多かったが、これがお目当ての「森の妖精」なのだ。高級和紙や日本紙幣の原料にもなるのだが、そんな下世話な「お金」のことより「幻想的」な森の景色に女性たちはすっかり浸っていた。






そんなミツマタの景色が30分ほども続くと、こんどは知らぬ間に道が急登になり、30分おきにでも休みたくなるような道が1時間半ほど続いた。久しぶりに登山道らしい登山道を歩いた。まだ4月の始めというのに、気温は27度くらいか、雲もなく風もなく春というより初夏のような暑い日だったが、リーダーが遅い人でも歩けるペースで歩いてくれた。誰も遅れることなく、シンドイとも言わず、登り切ると峠にでも出るのかと思えば、そこは林道だった。



モクレンは開き切らないのでコブシかもしれません。きれいですね。

その昔1100年も前、鶏足山野登寺(けいそくざんやとうじ)が建てられたり、帝国陸軍が2級三角点の重い石柱を持ち上げた時代は、あの坂を持ち上げるのはさぞかし大変だっただろうと思われるが、今は電波塔やお寺の補修のために車のアプローチが必要なのだろう。そして、その先に鎌ヶ岳の展望と風格のある参道と立派なお寺が・・・。





醍醐天皇(897-930)が云々と書いてあった、ということはこの大木は1100年も前に植えたもの。
ここから始まる参道には両側に大きな
こんなに高いところに、こんなに立派なお寺があって、さずがに御立派 ❕❕


確か、昔から特に神社においては鶏(ニワトリ)は「神の使い」







今回は最初は伊吹北尾根を歩く予定だったのですが、リーダーが下見をしたら、雪がとても多くて歩けないとのことでした。この日の山行はたまたまのことですが、歴史を感じるいい山行になりました。