【山行情報】
山域:上高地
場所:小梨平キャンプ場
天候:雪と吹雪
歩行距離:18.4km(ヤマレコ)
参加者:2名
【行程】
12/31 坂巻温泉9:55⇒中の湯(釜トンネル入口)10:30/10:40⇒河童橋13:45⇒小梨平キャンプ場13:50
1/1 小梨平キャンプ場8:30⇒上高地バスターミナル8:50/9:00⇒中の湯バス停11:55⇒坂巻温泉12:20
【状況】
12/31 坂巻温泉(1,220m)に駐車し、冬山装備で出発。中の湯までは車道とトンネルの歩道を歩きましたが、車とバスが傍を約40km/hで通過し、往復とも一番危険な個所でした。アイスバーンで転んだら、あの世に直行です。絶対直行したくないです。時間が合えば定期バスを利用するのもいいと思います。
中の湯(1,319m)の開いたゲートで赤と黄色のノースフェイスの上下を着た、若い男性の山岳救助隊が4名いて、どちらに行きますかと尋ねられました。
事務所の外壁には上高地の気温が-10°Cと表示がありました。釜トンネルの前で工事用のシャベルローダーが通過するのを待ち、トンネルに入りましたが、前半は真っ暗でヘッデンが必要です。後半は照明がありました。
中は風がなく、温かくて、11度の登り勾配です。

大正池では浚渫工事の船が浮かんでおり、工事現場そのものでした。
誰もいない河童橋を通過し、小梨平(1,507m)に13:50に着きましたが、明神や徳沢に行く元気はなく、心が折れました。


整地し、高さ約50cmのテント周りに風よけを作り、強風でテントが飛ばされないように、テントを2つ張りました。また冬靴が容易に履けるように□40cm深さ20cmの穴をテントの入口に掘りました。寒くてターボライターは点火せず、羽毛服で温め、ガソリンのスベヤ123Rのプレヒートに点火し、本体を一発点火で燃焼させて、お湯を沸かしました。温める必要のないマッチが良いかもしれません。水は梓川でなく中川で汲み、コッフェルに注ぎ口があれば、プラティバスに補給でき、自己責任で煮沸すれば、水の心配はありません。水の補給は岸が雪に埋もれ、素手で水を汲むため、慎重に行動しました。
-15°C以上の強烈な寒波、ゴーとジェット音の強風でテントはしなり、まるで滑走路。冬用トイレは人をセンサーで感知し、自動で流水する照明付のもので、今回トイレが凄く良かったです。夜は非常に寒くて、Oさんは極寒用のシュラフにプラティバスを湯たんぽ代わりに、羽毛のテントシューズを履き、ツエルトを被って寝たそうです。湯たんぽは95°以下のお湯をプラティバスに補給し、タオルで巻くのが正解。1/1 明るくなりしだい、ザックに荷物を詰め、8:30に中の湯を目指し出発しました。帰る途中に沢山のスノーハイカーの人にすれ違いましたが、ほとんどの方が道を譲ってくれました。多分大きなザックとよれよれの姿を見て、同情したのかも。中の湯のゲートには山岳救助隊の人がおらず、閉まっていましたが、売店と温泉は営業していました。ゲート前におそらくスノーハイカーの帰りを待つ、BMWのタクシーがありました。
【感想】
・今回は非常に疲れた
・冬キャップはハードルが高いです
【参考情報】
坂巻温泉の駐車料金は2,000円
坂巻温泉は藪原経由が一番短い走行距離です