2021/07/22-25ブナ立尾根から水晶岳『裏銀座コース貸切ゆったりゆったり山行』

【山行情報】
山域:北アルプス
山名:烏帽子岳2,628m、野口五郎岳2,925m、水晶岳2,977m
歩行距離:32.2km
累積標高差:上り・下り3,197m
歩行時間:31時間50分(休憩含む)
参加者:5名
コロナウイルス対策各自持参品:マスク、アルコール、インナーシーツ

【行程】
七倉P~高瀬ダム~烏帽子小屋~烏帽子岳~池塘散策~野口五郎小屋・野口五郎岳~水晶岳 ピストン

◎7/22(木)☀⛅☂☁ 3:00尾張旭 → 七倉P → タクシー移動 → 高瀬ダム →ブナ立尾根→ 14:00烏帽子小屋 (泊)
◎7/23(金)☀⛅☂ 5:10烏帽子小屋 → 烏帽子岳 → 池塘散策 → 烏帽子小屋 →三ッ岳 →12:20 野口五郎小屋 → 野口五郎岳 → 13:50野口五郎小屋 (泊)
◎7/24(土)☀☁☂ 5:00野口五郎小屋 → 真砂分岐 → 水晶小屋 → 9:40水晶岳 → 13:50野口五郎小屋 (泊)
◎7/25(日)☁⛅☀ 5:00野口五郎小屋→ 7:55烏帽子小屋 →12:45 高瀬ダム → タクシー移動 → 七倉P →20:30 尾張旭

ル-ト概念図


【状況】
1.山行を決行するかリーダーを悩ませた天気予報。前日の予報では山行中連日午後の雨と雷予報が出ていた。山行日それぞれ出発を早めて昼or14時までには小屋に着くようにしました。
2.日本三大急登にも北アルプス三大急登にも上げられるブナ立尾根、12分割の看板に励まされて登り切ることができました。
3.平日山行ということもあり裏銀座コースを貸切状態で歩くことができました。
4.お花好きのメンバーに合わせたゆったり山行、思い思いに写真を撮りながら歩くことができました。
5.山小屋は水不足で大変そうでしたがその中でもコロナウイルス対策は工夫されていました。枕には不織布が用意されていました。インナーシーツを使用。

活動デ-タ

《 1日目:22日(木) 》
 高瀬ダムからブナ立て尾根を登って烏帽子小屋へ。さすが日本三大急登・北アルプス三大急登、なかなかの急登にみんな悪戦苦闘。
標高が上がるにつれて新しい花や鳥の声が聴こえてくるおかけでみんな元気付けられ登りきることができました。
 出発を早めたおかげで、雨に降られる前に烏帽子小屋に14:00に着くことができました。小屋前一面のイワギキョウに「ワー!」と声が上がりました。
 到着後から雨が降ってきたが日の入り頃には陽が出てきで烏帽子小屋から最高の景色が拝めることができました。


《 2日目:23日(金) 》
 烏帽子小屋から烏帽子岳、そして野口五郎小屋へ。
烏帽子岳への道と野口五郎小屋への道はコマクサが群生していて、まるでお花畑天国のようでした。
 野口五郎小屋についた後に15分程のところにある野口五郎岳にも登った。頂上付近の斜面から何かがひょこり。警戒心があったためすぐに逃げてしまったが初めて雷鳥の雛を見ることができました(写真は撮れなかったた(´;ω;`)…)
 この日も小屋についた1時間後に雨が降り出した。時折り雨が止み晴れ間が見えダブルラインの虹を見ることができました。
 夕食はカレー、明日も野口五郎小屋泊予定、3日連続カレー⁈ ちょっと心配。



コマクサ写真展(カメラマンにもご注目!)


《 3日目:24日(土) 》
 野口五郎小屋から水晶岳ピストン。岩登りのような場所が多かった。野口五郎小屋からは見えなかったが、水晶岳に近づくと岩質が全く違っていた。白やピンクの花崗岩から赤茶色の火山岩や真っ白の石灰岩に変わっていき、水晶岳付近は名前の通り石英や水晶などキラキラした石があたり一面に広がっていてとてもワクワクした。
 水晶小屋に近ずいたところから花の種類が変わり今まで見なかったお花を見ることができました。
 山頂は360度パノラマで疲れが吹き飛ぶような最高の景色でした。野口五郎小屋では連泊者に別メニュが用意された。水不足の中感謝!


《 4日目:25日(日) 》
野口五郎小屋から高瀬ダムへ。朝はガスで一面真っ白、出発時私達の姿が見えなくなるまで小屋の方が手を振って送ってくださった。
昨夜の雨で草花は露いっぱいの姿を見せてくれた。そして途中、雲粒・霧粒+太陽の光等が背後から差し込んだ時に見られるブロッケン現象も見ることができました。
ブナ立て尾根の岩や木の根っこそして梯子は濡れて滑り易かったが、安全第一で休憩を多く挟みながらではあるが無事に下山することができたました。



水晶岳山行で出会ったお花(一部)(花名には間違いがあるかもしれません)

【感想】
・出発も山小屋からの活動開始も早めたことで雨に降られることなく、かつゆったりとした山登りができて良かった。
・憧れの水晶岳に登ることができて本当に嬉しかった。
・花の季節ということもあり、「高山植物図鑑」の本に載っている夏の花の殆どを見ることができたように思います。