天気:晴れ 参加者:6名(Oさん、さっちゃん、マキちゃん、アンちゃん、さとちゃん、こんちゃん)
【行程】瀬戸2:30 -> 6:00そうれ谷入渓点7:00 -> 8:20岩洞滝8:50 -> 9:50蓑谷大滝10:00 -> 高巻き11:20 -> 11:30川遊び12:00 ->ランチ -> 13:00脱渓点13:45 -> 温泉・食事 -> 18:30瀬戸
【状況】
1.準備 今年はお盆を過ぎても、異常な暑さが和らぐことは無かった。いつまでもコロナのために家に閉じ籠っていては、却って体に悪い。8月も終わろうとしていた頃、Oさんの呼びかけに、涼を求めて沢登りをしたいと思う人が集まってきた。さっそく、Kさんから沢の準備の情報を得て、Sさんに同行を願って、長久手のモンベルでシューズとソックスあとパンツとタイツを買った。
2.入渓 日帰りの計画なので、深夜2:30に瀬戸のMさん宅に集合、高山の板蔵ラーメンに5:00。そこから山の中を89号線に沿って1時間ほどうねうねと走った。2台の車に分乗して行ったので、帰りのことを考えて脱渓点まで車を置きに行ったりして、入渓したのが7:00。

3.沢登り 大きな岩やきれいな滑(なめ)床の瀬と時々深い淵、美しい歩き易い渓相だ。水の中に膝や腰まで入るとひんやり気持ちがいい。道中は危険な滝を登ったり、泳いだりすることもなかった。沢上(そうれ)谷の本流から左手の支流に入ると、突然びっくりするような大きな滝に行き止まった。これが赤い岩の岩洞滝(いわぼら)、自然の迫力に驚かされる。滝に打たれたり、滝の裏側に廻ったり、修験者のように念じたりする気にもなる。思い切り水しぶきを浴びる気持ちよさ。本流に戻って、さらに遡る(さかのぼる)とまた見事な滝(蓑谷大滝みのだに)やら巨石(滝全体が一つの岩のようだ)やら。まさかこの滝を登る人はいないだろうが、私たちも大きく遠回りをして、滝の下から急な道を20分ほど登った。このように滝を避けて迂回して、滝の少し上流に出ることを高巻きと言うそうな。かなり登ったところでザイルを出して、今度は一人づつ降りたのだが、50mのザイルでも川まで届かなかったから、60mほどあったのだろう。落差は30~40mくらいか。ここだけが唯一の難所だったが、終わってみればどうということもない。でもまだ終わらない。













4.沢遊び しばらく行くとまたすばらしい場所があった。滝もあってプールもあって、ここで30分ほど泳いだり、はしゃいだり。サーカスのようなトレーニングをする人を応援したり。そのあと、コンクリートで舗装されているような歩き易い滑床を会話をしながらしばらく歩いて、12:00過ぎランチとなった。あとで美味しいものを食べに行くつもりだったから、軽食だけど。「ここは27℃くらいで涼しいけど、今頃名古屋は38℃の暑さにうだっているのだろうな」とか言いながら。ここから脱渓点(13:00)まではそんなに遠くない。直前に買った沢の道具は使えたし、沢歩きらしい沢を満喫できたし、素晴らしい山行だった。




【おまけ】
帰りは89号線を下る道、トンネルを抜けてほど近いところに、荒城(あらき)温泉 恵比寿之湯という小さな温泉場があった。出来てまだ3~4年なのに、床の貼り石が虫食い状態に溶けている。湯に浸かる金物に温泉成分がこびり付いている。少し増し炊きするだけで完全な源泉かけ流しなのだが、特にここのお湯は成分が濃く、昔から村の住民が治療に使っていたとのこと。たしかに少し入っているだけで、肌に感じる何かがある。日本には別府とここにしかないお湯だとか。絶対にお勧めの温泉です。


リーダーは皆の都合に合わせて何度もそうれ谷を案内して下さり、ありがとうございました。