2011年世界でno.1となったスーパーコンピュータ「京(KEI)」の後継機として、2014年に開発が開始されたスーパーコンピュータは、今年5月全国的な公募により「富岳(FUGAKU)」という名称が決定し、理化学研究所 計算科学研究センターは「みんなで作る!『富岳』ポスタープロジェクト」と称する、富士山ほかの山にちなんだ写真2000枚をピースにして大きなモザイクアートのポスターを作るというプロジェクトを企画推進していました。
「くらら」のホームページが理化学研究所の広報の方の目に留まり、8月の終わり頃、写真の応募の依頼がありました。会員の皆さまに声を掛けたところ、7名の方から写真を提供して頂きました。当初こちらで選別してから先方へ送るつもりが、素晴らしい写真が多過ぎるので、すべてを送って相手先で選んで頂くことにしました。
理化学研究所に集められた写真は1877枚だったそうです。「くらら」から送った写真も、11/9に完成発表されたポスターのどこかに散らばっているはずです。WEBのポスター画面で写真のONE PIECE(ワンピース)をクリックすると、自分が応募した写真を見ることが出来ます。私は色合いで見当を付けて、一発で見つけることができましたが、結構難しいかも。
ポスターは下記のWEBアドレスで見ることが出来ます。ひとつ目のWEBページには、山の会「くらら」の名前も載っていますよ。
https://www.r-ccs.riken.jp/fugaku_poster_fin/
https://www.r-ccs.riken.jp/mosaic/fugaku-mosaic.html
スーパーコンピュータについては、かつて「なんで2位ではいけないの?」とか、真面目に聞いていた女性議員がいましたが、いわゆるスパコンは理論、実験に次ぐ第3の科学ともいわれているそうです。要は、知りたいことを構想し、解析の方程式を作り、アルゴリズムをプログラミングして、スパコンで計算するという模擬実験(シミュレーション)の繰り返しなのですが、その桁違いの計算シミュレーションを何に使うかということこそが肝だということでしょう。
山に関していえば、防災と同じく正確な天気予報への利用は最も日常的な使われ方とのことですし、宇宙の進化、深海の現象やエネルギー探索、ロケットの実験、分子レベルのものづくり、薬の開発、車の風洞実験・・・様々と書いてありました。