2019/09/04 富士見台高原クリーン山行『万葉集の如く神の御坂にて祈祷』

【山行情報】
山域: 恵那山系
山名: 富士見台高原 1,739m  神坂山 1, 684m
天候: 曇のち雨
参加者: 5名

【行程】
本郷7:00→園原IC→神坂神社8:50→ブナコース→東山道9:30→カラマツコース合流点10:20→萬岳荘11:10-11:40→神坂山11:55→富士見台12:30→萬岳荘 13:00→ブナコース・カラマツコース合流点→カラマツコース13:50神坂神社→名古屋IC→本郷16:30

【状況】
参加者は神坂神社で厳粛に手を合わせるが、難所はほぼ車で登ってきている。命は大丈夫だろう。 登山口まで林道をしばらく歩く。いつの間にか山は秋になり、 空気もひんやりしている。  

まずは神坂神社で山行の安全を祈って出発

ヤマジのホトトギス(山路の杜鵑草)、フシグロセンノウ(節黒仙翁などの花が秋を感じさせる

林道からカラマツコースへ 空き缶やペットボトルなどで膨らむ袋を下げて歩いた
標高が上がるにつれブナの森が広がる 素敵!

カラマツコース合流点までやってきた。帰りも通るこの場所にゴミをデポしていこう。

11:10萬岳荘 に到着 早めの昼食

神坂山に到着ころから周りは 霧に包まれる

長く緩やかな道を歩いて富士見台高原に到着と同時に雨が降りだした 
百名山23座が見渡せるはずの山頂は霧で真っ白。幻想的な風景だった

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)、オカトラノオ(丘虎の尾)など秋の花と夏の花々が美しい

雨に誘われ、ヒキガエルも出てきた

ブナコース・カラマツコース合流点で デポしたゴミを回収
霧に包まれた幻想的な森を歩き下山
拾ったゴミは不燃1.1kg、可燃0.5kg、計1.6kg

ゴミがあったのはほぼ林道で、山の中にはほとんどなかった
今年3回目のクリーン山行無事終了

【豆知識】
*東山道(とうさんどう)は本州内陸部を近江国(現在の滋賀県)から陸奥国(現在の青森・岩手など)の7ヵ国を貫く行政区分、および同所を通る古代から中世にかけての幹線道路を指す。wikipediaから

*神坂神社(みさか)は東山道の、最大の難所神坂峠の入口にある。あまりの険しさに命を落とす人も多かったらしく、旅人はみなこの神社で旅の無事を祈った。「千早振る神の御坂に幣まつり斎ふ命は母父のため」という万葉集にある歌は、命の無事を祈るのは父母の為だという意味。