2019/8/8-9 瑞牆山、金峰山


【山名】瑞牆山(みずがき)2,230m、金峰山(きんぷ)2,599m
【山域】奥秩父
【日程】2019/8(木)~9(金) 晴
【参加】4名

【ルート】瑞牆山荘駐車場~富士見平~瑞牆山~富士見平(泊)~大日岩~金峰山~富士見平~瑞牆山荘駐車場

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夏のテント泊、テント装備や食料で膨らんだリュックを背負い歩きだす。この重さに耐えるペースはどれくらいなのかがわからず、大ベテランに先頭を頼む。緩やかな木立の道を歩くこと30分ほどで、突如、角のような岩が無数に天に伸びる瑞牆山が、礼拝堂の大壁画のように迫る。

テント場はそこからすぐだった。テントを張り荷物を置いて瑞牆山へ向かう。徐々に岩の増える険しい道を行き、着いた山頂からは、四方に広がる緑の山並の中に、奇岩が散らばる絶景を楽しんだ。

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富士見平はトイレも水場もあり、快適なテント場だが、この日は山小屋がやっていなかった。下山後のビールが飲めない悲しみに耐えられず、代表者が瑞牆山荘まで買いに行く。日暮れから始まる宴会は雨でテントへと移動し、酒を中心とした和やかな夕食が続いた。汗で汚れた服を干すかどうかの問題はどうでもよくなり、着の身着のまま寝て起き、あるものを食べてまた登る。

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大日小屋を過ぎると所々岩盤上を通る道が現れ、鎖も垂れ下がる。滑らないよう気を使いながら、高度を上げて木々の切れ目の岩に立てば、富士山が見える。ハイマツ帯となる稜線を富士を眺めながら進み、ついに金峰山、長い道のりだった。

岩の上の山頂で記念写真を堪能した後、向かいにそびえる五丈岩へ引き寄せられていく人々、ボルトもない岩の隙間や出っ張りに細引きを通すベテランの技術で、積み上がる巨岩の中腹まで導かれた。

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下山を始める頃には雲が出始め、富士山はもう見えない。長い下りを慎重に下りる皆は、遊び疲れて無口だった。富士見平でテントを片づけ、駐車場、簡易着替テントで着替えて解散。駅へ向かう高原の道には壮大なひまわり畑が広がっていた。