山名:恵那山 2181m
参加者:5名
行 程:本郷7:00~林道P~広河原登山口~恵那山1600m地点~(ピストン)
リーダーは昨年も2週間遅い同じ頃、花桃の並木が見たくて恵那山登山をしたそうですが、肝心の花桃はなく真緑だったとのこと。恵那トンネルを出て直ぐの園原ICから10分ほど、天竜川支流の阿智川のそのまた支流に沿って、何千本も植えられた花桃を見たくて、「今年は見られるか?」とやってきました。
1日前なら雨でしたが、この日は快晴。花桃の里に近づくにつれ、道路沿いにその花桃が咲いている。真っ赤な花の木もあれば、ピンクや白い花の咲く木もあり、1本の木の枝ごとにピンクと赤と白とブチの花が咲く木もある。どういうわけかどれもこれも違う咲き方をしている。桜は一色に咲き誇るが、花桃は信じられない咲き方をする。
最初「きれい」が、すぐに橋を越える頃には「すばらしい!すばらしい!すばらしい!」。運転しながらリーダーの感動は留まるところがなかった。無理もない。年寄りの私も最近は感受性も鈍り、若い人のように声に出して感動することもあまりないのだが、思わず「すごい!すごい!」と声が出てしまった。最年長のAさんも「こんな景色は見たことがない」と大喜びだ。すでに登山口に向かう車の中で、「今日は登山より花見だ」と決まった。

ピンクと赤と白の花桃が競い咲く
花桃を愛でる乙女





とはいうものの、今日はいちおう恵那山登山に来たのだ。高速で事故があり少し遅れたので、8:45頃林道のゲートの駐車場に着いたが、すでに車がいっぱい。最初は舗装された林道を歩くこと30分弱。広河原登山口から川に降りる。ここから登りが始まる。気温は最適の13,4℃くらい、爽やかな山行だった。ずいぶん歩いたところにようやく1合目の標識、そしてまたかなり歩いてから2合目の標識を見た。少し間違っている気がする。1716m地点まで行くのかと思っていたら、1600m地点を過ぎたところで(計算上では3.5合目くらい)、花桃に後ろ髪を引かれるリーダーが、「今日はここまで、引き返しま~す」と決定。恵那山はいつでも登れるけど、今日程すばらしい花桃は今日しか見ることができないという訳だ。だから下りは早かった。河原でランチをしたが、それも含めて1時間半ほどでゲートの駐車場に戻った。
このような事情で、今回はいつものような山行報告になりません。その後、花桃と見事な枝垂れ桜を見て、さらに昼神温泉につながる花桃街道沿いにも花桃があるとのことで、温泉はそちらに入ろうということになった。ゆっくり花を愛でて、露天風呂に浸かって、のんびりした一日でした。