2019/4/17~18 弥山, 八経ヶ岳, 行者還岳

【山域】 大峰山脈
【山名】 弥山、八経ヶ岳、行者還岳
【天気】 2019 4/17(水)曇/雨~18(木)晴
【人数】 6名
【行程】 行者還トンネル西口~奥駈道出合~弥山~八経ヶ岳(ピストン)

【山の情報】
大峯奥駈道は、修験道の根本道場である金峯山寺などがある奈良吉野山と熊野三山を結ぶ、もとは修験道の修行場として開かれた道であり、熊野古道の中で最も険阻なルートをなす。修験道の開祖とされる役行者が8世紀初頭に開いたとされる[4]。今日、一般的に大峰山(大峯山)といえば山上ヶ岳を指すが、大峯奥駈道でいう「大峯」とは、吉野から山上ヶ岳を経てさらに奥の山々、そして最終的には熊野三山に至る大峰山脈を縦走する修行の道全体を指している。道中の最高峰は八経ヶ岳の1915m。(出典 wikipedia)

【山行の様子】

img_1202吉野と熊野を結ぶ修行道、険しい峰々を越える大峰奥駈道80km、その一部である三つの山を別の方向から登る山行だ。
標識にはこれから行く弥山(1,895m )、明日行く行者還岳(1546m)、女人禁制の山上ヶ岳(1,719m)の名もある。

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img_1212霧に包まれた弥山が近づく。残雪はやがて完全に地面を覆い、チェーンスパイクで踏む雪道に神経を使う。

img_1215庭園のような弥山の山頂には神社があり、大きな山小屋もあった(営業は4月の下旬かららしい)。

img_1225鹿除けネットの破れた大山蓮華自生地を抜け、早足でやってきた八経ヶ岳でついに雨が降りだし、下山を急いだ。

img_1251二日目はトンネル東側を行く。九十九折の国道から見えるナメゴ谷の尾根を、竜のように天を目指す山桜の並木が見えた。

img_1266行者も引き返すと言われる山へ向かう奥駈道だが、この日は春の陽気で穏やかだ。

img_1302やがて山頂へ向う我らを、大絶壁が迎え討つ。梯子がなければ決して登れないだろう。

img_1305行者還岳はシャクナゲの山だった。しかし花芽は今年も少ない。
大峰山の奥深く連なる山々を眺め下山した。

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旅人を癒すログハウス風の行者還避難小屋は、広くきれいで、水道(この日は使えなかった)やトイレもある。ここで昼食をとり、歴史の山々へ別れを告げる。

img_1335世界遺産大峰奥駈道、そのほんのわずかを歩いただけの山行だったが、修験者の山を存分に楽しんだ2日間だった。