2017/11/23-26 両神山・雲取山

山名:両神山(1723m, 秩父) 雲取山(2017m, 奥多摩)
参加者:6名(シゲさん、喜多さん、コンちゃん、福ちゃん、さえちゃん、ベラマッチャ)

【両神山】
11/23(木) 本郷発20:00―横川SA(仮眠)
11/24(金) 横川4:40―吉井IC-6:35両神山荘7:00―9:40清滝避難小屋―10:10産体尾根―10:55両神神社―11:30両神山剣ヶ峰12:20―清滝避難小屋―15:55両神山荘

下の方には紅葉が残っていたが、山に入れば落ち葉だった。

落ち葉に包まれた晩秋の風情が気に入った。

一歩間違えば下の沢まで止まらない。集中集中。

両神山山頂にて全員集合

両神山荘の美味しい夕食

食事を頂いた部屋、300年の重みがあります。

11/25両神山荘出発の朝、お世話になった山荘のおかみさん、ご主人と。

天気よく風もなく、涼しくて汗もかかないし、紅葉の後だからか人も少なく、落ち葉の絨毯は歩きやすく、晩秋は山行のベストシーズンかもしれない。標高差1050m、片道6.8kmのピストンなので結構な道のりだろうと思っていたが、ゆっくりのペースで往き4.5時間、帰り3.5時間だった。

清滝小屋から先の両神神社までは鎖場も多いが、会所の分岐から清滝小屋までは沢の渡床こそ何度もあるが、道幅もあり決して難所というようなところではない。それなのに何故か会所から八海山あたで毎年事故が多いのは何故だろう? たぶん事故は危険な場所で起きるのではなく、気のゆるみで起きるのだろう。(ちなみに5月にNHKの「逆転人生」で放送していた事故現場は産体尾根の下から七滝沢コースへ外れてしばらく行ったところ。)

両神山はイザナギとイザナミの神を祀っていることからそう呼ぶそうです。私たちが歩いた日向大谷(ひなたおおや)からの道には、多くの石仏や石碑があり、信仰の山であることが感じられます。両神神社には狛犬ではなく山犬すなわち狼の石像が置かれていましたが、雲取山の三峰神社も狛犬は狼でした。これは秩父のオオカミ信仰ですね。

両神山は埼玉県で事故件数が断突の最悪。2012年秋から2016春までの4年間で41件(死亡・重症が15件ほとんどが滑落・転倒)。2013年は16件(死亡・重症が8件)、2014年は13件(死亡・重症が4件)。雲取山・白岩山は4年間で6件(うち死亡・重症が4件)。

両神山荘(民宿)は300年の歴史、おかみさんの作る郷土料理が抜群、夕食(14品)も朝食も美味しかった。宿泊料金も7000円と安くお勧め。来年は予約が入っているからやるけどその先は未定とか。

 

【雲取山】
11/25(土) 両神山荘7:00―8:00三峯神社駐車場8:20-10:20霧藻ヶ峰小屋―10:45前白岩山―12:30白岩小屋13:00―13:30白岩山―14:20大ダワ―14:50雲取山荘15:15―15:45雲取山―16:30山荘

11/26(日) 雲取山荘7:30―11:20霧藻ヶ峰小屋11:35―13:00三峯神社13:40―14:00温泉―17:30食事―21:30本郷

25日朝、参道のような登山道を歩き始める。

頂部が凸凹の両神山を望む。その向こうの白い山は浅間山

つがいの鹿か?親しみを込めた目だった。

日暮れ前、雲取山頂から南東方向に富士山がきれいに見えた。

26日三峯神社着 狛犬ならぬ狼(ニホンオオカミ)の石像

三峯神社本殿 立派なお宮です。

雲取山は東京都、埼玉県、山梨県の境にあり、それぞれ登山道があるが、私たちは埼玉の秩父市から南へ下り道を歩いた。スタートの三峯神社は妙法ヶ岳、白岩山、雲取山の三峰を意味します。そのため登ったり下ったりが多く、雲取山荘まで10kmの路を6.5時間かけて登り、帰り道も5.5時間かかりました。かなりの健脚でないと日帰りは出来ないと思いますが、特に危険なところはなかったと思います。頂上下の山荘に荷物を置いて、日が沈む16:30前に雲取の山頂に登り、富士山を望むことが出来ました。東京に近いためか、2017年の標高2017mだからか、山荘には結構な人が泊っていました。