山 名:黒部峡谷・祖母谷温泉(ばばだに)
参加者:11名
台風22号が最接近、雨の降る中、黒部峡谷の紅葉を見に行ってきました。参加予定者13人中11人が決行を選択したので、出かけることになったのですが、皆物好きな人たちばかりですね。雨に降られたけど、紅葉は最盛だったし、山小屋は古かったけど、温泉は最高でした。
いつも楽しいN氏がカメムシ丁半博打を考案し、夜はこれで盛り上がりました。紙コップの中でカメムシ(屁こき虫とも)がひっくり返っていたら半、うつむいていたら丁、負けたら女性は恥ずかしがってやってくれなかった罰ゲーム。
雨のお陰で時間ができたので、黒部峡谷の難工事についても話を聞くことが出来たのですが、有名な黒部第4ダム(黒四)の破砕帯工事よりはるかに多くの犠牲者を出した、ほとんど知られていない難工事が、水平歩道や日電歩道(合わせて下の廊下)だったという、貴重な歴史の証言も聞くことが出来ました。
また、88才の一人の老婆が立山で止めておきなさいという忠告を一喝で振り切って、この台風の中を、雪が残る足場の悪い下の廊下を、アイゼンを履いてピッケルを持って、よたよたした足取りで、岩場で寒さをしのぎながら、ずぶ濡れになってここまで歩いてきたという話も聞きました。その人も祖母谷温泉に入りに行ったそうです。道をよく知っている地元の人ではないかと思うんだけど、全く北陸の人は男女に限らず強いというか、老婆が祖母(ばば)谷温泉に入るんだからちょうどいいけど、まったく信じられない話しがいろいろあるものです。
10/29(日)
本郷発7:00―11:30宇奈月駅12:09―13:27欅平駅(けやきだいら)—-14:40祖母谷温泉
状況:台風22号接近、夜から本降り翌日も雨。
10/30(日)
祖母谷温泉8:15―9:05欅平駅10:01―11:20宇奈月駅―魚の駅生地―18:30本郷
状況:天気が良ければ水平歩道を1時間ほど歩いて帰る予定でしたが、道幅70-100cm、片側は運悪く滑って落ちれば、怪我はしないけど確実に死んでしまうので、山行は止めにして、海まで出てといってもすぐ近くですが、生地(いくじ)で新鮮な海の幸を頂きました。