2016/06/19 甲斐駒ケ岳黒戸尾根日帰り

20160619_甲斐駒ケ岳黒戸尾根

行程

本郷23:00~尾白渓谷P02:55~笹ノ平分岐04:42~刀利天狗06:25~8:05七丈小屋8:35~8合目09:10~10:43:00甲斐駒ケ岳山頂~11:56七丈小屋12:12~刀利天狗13:35~笹ノ平分岐14:45~15:50尾白渓谷P

状況

本郷を23時出発、交代で仮眠を取りつつ、午前2時頃に駐車場着。再び仮眠し、3時にヘッドライトと熊鈴をつけて出発。

地図を見ると最初から急登に見えたが、実際はステップも小さくふかふかの土で登りやすい道。

笹の平分岐ではだいぶ明るくなってきた。「甲斐駒ケ岳まで7時間」の看板には笑うしかない。この前後から八ヶ岳のようなコケの生えたブナ林となる。地面も腐葉土で足への負担も少なく快適に歩ける。

刃渡りは切り立った岩ではあるが、幅もあり、ステップもわかりやすく、しっかりした鎖もあるため、落ち着いて歩けば問題なし。ここはストックをしまった方が良いかもしれない。刃渡りを過ぎると刀利天狗。ここから5合目小屋跡まではストックを使える。5合目小屋跡では甲斐駒ケ岳山頂が見え、一同撮影タイム。気温が低いため長く休憩していると体が冷える。天気は曇り、ガス。

5合目小屋跡からははしごが増える。はしごから落ちると100mは止まらなさそうな斜面であるが、落ち着いて登る。

七丈小屋は第二小屋で営業していた。水場は雪の下のようで汲むことはできず、「南アルプス天然水」2リットルが800円との価格だった。南アルプス天然水の源泉がこのあたりなのに、街よりも高い値段とは!(仕方ない)。

ここから上も8合目まではストックが使える。8合目はちょっと開けたところに石碑や鳥居の崩壊跡があるところ。

8合目より上は両手両足を使って登るところが増えるためストックをしまう。岩場の難易度は御在所中道のキレット程度だろうか。ホールドも鎖もしっかりしているので危なくはないが、岩場慣れしていないと怖いかもしれない。9合目付近からはガスと風で寒く、体が冷える前にレインウェアを着る。

10:43に山頂到着。予定より7分早い。ガスはあるものの360度の展望。八ヶ岳、中央アルプス、鋸岳、仙丈ヶ岳、白根三山、鳳凰三山、富士山。2200m登った後のこの眺めは格別だ。登頂を祝してメンバー皆で固い握手。そしてTJARの練習に仙丈ヶ岳を走っているというT氏に応援のエールを送る。こだまとなって届いたに違いない。

タイムリミットに加えて寒さもありそそくさと下山。雨もぽつぽつと降ってくる。濡れた岩場で少しずつ滑るようになってきて慎重に下る。

七丈小屋でレインウェアの下も着る。

このあたりから本降り。下りのはしごはなおのこと慎重に。腐葉土は濡れて滑りやすくなり緊張感がある。

七丈小屋、刀利天狗、笹ノ平分岐と過ぎ(とにかく下りが長い!しかしブナ林のおかげで雨に直接打たれずに済んだ)、無事駐車場へ到着。無事の下山を祝して再びメンバーで固い握手。

13時間の行動ではあったが、皆元気に下山できて良かった。

感想

登山口から山頂までの2,200mを日帰りで往復するという厳しい計画。標準コースタイムの8割ぐらいでの行動となる。I監督の指導のもと、メンバーでトレーニングを積みつつ、計画や装備について相談しながら準備をして当日を迎え、無事に下山することができ、大きな達成感があった。

個人的には途中から腹痛があり休憩を長くしてもらったりと助けてもらったが、基本的にはペースを守り歩き続けることができた。荷物の軽量化とストックの使用とトレーニングの成果か。後日の筋肉痛もそこまでひどくなく、体力的にも精神的にも余裕があった。メンバーも皆余力があり、実に頼もしかった。ただし、体力面では天気(曇り・雨)という外的な要因が良かったとも言える。カンカン照りなら疲労も大きく、また水分ももっと必要になっていただろうし、ペースも下がっただろう。

とはいえこの実績をベースにすれば、今後の登山計画も一日の行程を長くしてもっと遠くへ、もしくは、もっと寄り道したり撮影したりと遊ぶ時間を確保できそうだ。
Iさん、メンバーのみなさん、ありがとうございました!大変良い経験になりました。