2016/04/03 天狗岳 in 八ヶ岳


2016/04/03(日)   雲り時々晴れ   参加者:4名

本郷4:00―06:40渋ノ湯登山口07:05―08:25唐沢鉱泉―9:35枯尾峰分岐―12:20西天狗岳(ランチ)12:45―13:00東天狗岳―13:40中山峠・黒百合ヒュッテ―15:00渋の湯登山口
天狗岳地図(報告書)2

黒百合ヒュッテで1泊する予定だった1泊組は、翌日の天気予報が雨だったので山行中止となってしまった。
私たち日帰り組は、4:00本郷集合、2時間半で渋の湯に到着。普通はここから中山峠を通って東天狗へ、帰りはピストンというコースが一般的で雪道も固まっているのだが、リーダーは周回してさらに1泊組と遭遇しようと考えたのか、渋の湯から反時計回りで唐沢鉱泉から西天狗、東天狗、中山峠のコースとなった。
7:06出発。ちょっとした山中を越えて出た沢に、雰囲気のある唐沢鉱泉の山荘があった。そこからまた森林の中に入って、結構急な雪の斜面を登り続ける。雪は適度に柔らかく、アイゼンで歩き易い。2時間もするとようやく展望が開けた。少し曇り空なので北アルプスは遠くて見えないが、近くの八ヶ岳は望むことが出来た。ここまで来ると尾根道の勾配は緩くなったが、雪が柔らか過ぎて、私は何度も雪道を踏み抜いたりして、それが結構難儀だった。西天狗岳に登る最後の斜面がしんどかったが、何とか登った(12:20)。山頂は霧が濃くて周りはほとんど見えなかった。不思議なことに風が全くない場所があり、ランチとコーヒー。もう一度急斜面を登ると東天狗岳山頂に着いた(13:00)。
コース設定がよかったのか日曜日なのにほとんど人に合わず、出会った登山者は2組だけ。この日、私たちは天狗の山域を独占してしまったようだ。山頂からの帰り道はほとんど下るばかり。中山峠までは急な斜面もあるが、早春の緑に色付く雄大な景色を見ながら歩くのは実に気持ちがよかった。黒百合ヒュッテからは雪の舗装道で、足元を見なくても平気なくらい歩き易く、おのずとスピードも上がり、渋の湯に着いたときは登りで遅れた以上の時間を取り戻してしまった。山行中止になってしまった1泊組には申し訳ない気がしたが、充実の楽しい1日でした。

追記:登山口に近い北側斜面の下の方は、一面苔の庭園で、苔の好きな人はきっと気に入ると思います。

2016-04-03 09.34.51@2016-04-03 11.55.03@2016-04-03 13.01.46@東天狗岳