2008/09/30 御在所岳裏道登山道の崩落現場調査

2008/09/30 御在所岳裏道登山道の崩落現場調査
「萩原のこころぐ」より

先般の集中豪雨で通行止めになっている裏道の調査に出かけた。
愛知県勤労者山岳会の自然保護活動として毎年裏道の水質調査を
実施している採水ポイントがどうなったのかビデオとカメラで実態を把握 してきました。大崩壊、水の凄さをまざまざと見せ付けられた。


裏道入り口堰堤は全て土砂で埋まっている


写真は、日向小屋である、軒先にあった休憩所含めごっそりとえぐり取られている。支えでかろうじて建っている状態です。


採水ポイントは完全に崩落していた


藤内小屋一服庵 1階部分が潰れ押し流されている

藤内小屋の新館で最近完成したばかりですが 、大きな岩や大木が直撃し、無残な状態です。ボランティアと自衛隊の約50名ほどが後処理に来ていました。
採水ポイントの最後の水場も完全に崩落し、跡形も無い 。

S19

川幅が大きくなった川、巨岩で埋めつくされた川です。裏道は完全に無くなっているので、このような大きな岩で 埋まった川を上ることになる。


藤内出合付近

6合目の看板だけ残った。7合目からは部分的に登山道が残っているが、多くは川筋を登ることになる。採水ポイントも国見沢は大きな被害は出ていなかった。

カメラとビデオ撮影をしながら登ったため、頂上までは4時間を要した。10ton以上の巨岩を押し流す水の勢いの凄さを現場で確認することによって驚きと怖さを感じた。

裏道は比較的登りやすい入門コースであったが、復旧するにはかなりの時間と労力がかかるだろう。それとも、藤内壁までのアプローチルートだけが残るのだろうか。